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病院ですぐに検査や抗生剤をやらないのはなぜ?

~溶連菌(A群溶結性レンサ球菌)感染症の正しい知識とお医者さんの判断~

「子どもが熱を出してのどを痛がっているのに、病院で検査をしてくれなかった・・・」
「抗生剤(抗菌薬)を出してもらえなかったけれど大丈夫?」

こんな不安を感じたことはありませんか?
実は、お医者さんが「すぐ検査をしない」「抗生剤を出さない」ことには、
きちんとした医学的な理由があります。

1.なぜ「やみくもに検査や抗生剤」を使わないの?

のどの痛みや発熱の原因の多くは、抗生剤が効かない「ウイルス性の風邪」です。
溶連菌のような「細菌(バクテリア)」が原因であるケースは一部に限られています。

3つの主な医学的理由
・無駄な検査を防ぐ
 風邪の初期など、確率が低いときに検査をしても正しい結果が出にくいためです。
・「無症状の菌」を誤って治療しない
 実は元気なこどもでも、お鼻やのどに溶連菌が「ただ住み着いているだけ(保菌者)」のケースがあります。熱の原因が別のウイルスなのに検査をして陽性になると、不要な抗生剤を飲むことになってしまいます。
・耐性菌(薬が効かない菌)を作らない
 不要な抗生剤を使い続けると、いざというときに薬が効かなくなってしまいます。

2.お医者さんはここを見ている!「点数(スコア)」による判断

病院では、お子さまの様子や症状を総合的にチェックして「溶連菌らしさ」を点数化しています。

チェックされる主な症状
・せきが出ていないか(せきがない方が溶連菌の可能性が高まります)
・38度以上の発熱があるか
・首のリンパ節が腫れて痛むか
・のどが赤く腫れたり、白い膿がついているか
・お子さまの年齢(3歳~14歳は溶連菌にかかりやすい年齢です)

3.スコア別の対応(目安)

点数に合わせて、無理のない適切な対応がガイドラインで決められています。

4.最後に・・ママやパパに知っておいてほしいメッセージ

お医者さんが「今日は様子をみましょう」と言うのは、決して診察を省略しているわけではありません。お子さまの体に余計な負担をかけず、一番安全な方法を選んでいる結果です。

・まずは水分がしっかり取れているか、ぐったりしていないか確認しましょう。
・症状が変わったり、熱が長引く場合は、いつでも遠慮なく再受診してください。

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